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わたしがPTA会長になって実際に行ったことを紹介します。

  1. たっぷりと貯まっていた予算をがっつり使い込みました。
  2. 教職員と癒着しました。
  3. 会長権限で役員には好みの方ばかりを集めました。
  4. イベントごとの挨拶はたっぷりと時間を取って大いに語りました。
  5. 子供たちが家庭に持ち帰るお手紙をほぼ廃止しました。
  6. 名誉職とすることを禁止し会長という称号をなくしました。
  7. 退会したい方は自由に退会できるルールをつくりました。

それまでの前例を挙げて、こんな勝手にしていいと思っているのかと怒る方もいましたが、好き勝手にやりました。

いいのです。
みんなが選んだ保護者代表なのだし、ダメならば他の犠牲者に代わってもらうだけです。

なぬ、何をしたのかって?

  1. 十数年来貯まっていた予算
    意外に使い道がないとやらの理由で七桁円もありました。たしかに壁時計とかゴールポストなんてひとつあれば間に合うからね。
    せっかくなのでその予算でわたしが会ってみたかったタレントやオリンピックメダリストを呼んで子供たちに向けて講演をしてもらったり、友人のDJを呼んでダンス大会を開いたり、PTAの備品として学校中にWi-Fi環境を整えました。
  2. 教職員との癒着
    現代日本の教職員の負荷、負担は皆さんご存知の通り。
    過重労働となっている教職員の作業のうち、特にイベントや校外引率など保護者でできるものはできる限り引き受けるようにしました。
    見返りとして子供たち(全校生徒)の成績を上げてくれるようにお願いしました。
  3. なぜか副会長に背の高い美女が多い
    毎年「絶対好みで選んでるよ」と言われていましたが、このぐらいいいじゃない。
    偶然美人が多いだけで、地域の顔役のひと、ITの素養があるひととかさ。本当だよ、もちろん。
  4. おじさん語り
    朝礼で話すことができるのは、コーチョーとカイチョーの特権です。
    ただし子供たちだけでなく保護者にも得てもらうもののあるような、楽しんでもらえるようなネタを毎回用意はしましたよ。
    たまに貧血を起こす子供もいたけれど。
    これは別の機会に回答してみます。
  5. IT化
    いまだに多くの公立校では紙の書類を、いろいろな教室に持ってハンコをもらっているような状況。
    導入したWi-fiを活用して自宅から連絡できるようにしました。いまで言う在宅ワークです。
    わざわざ土日、平日の夜に学校に行くなんてイヤだよ。
    会員への連絡も方法がない方を除いては、ICTの担当を作ってメールとFacebookを使うようにしました。
    子供たちに渡したってランドセルの奥底に消えてゆくだけなんだから。
  6. 保護者代表だからといってちっとも偉くなんかない
    偉そうに聞こえる会長という呼び名を廃止。
    生徒、教職員ともにニックネームである「ぶんちゃん」で通しました。
    間違えて呼んでしまったら子供でも100円の罰金です。
  7. PTAは任意団体
    年に一度信任投票の一環として退会の希望を聞き取りました。
    ペナルティなんかつけるものか。面白い会にならひとは集まるんだ。
    結果としておよそ640世帯のうち、務めた5年間で退会したのは合わせて10世帯。
    まぁ、悪くないよね。

様々なご家庭がその近辺に住んでいるという理由だけで集まっているのが公立学校のPTA組織です。
そんな共通点の少ない組織をまとめるのはなかなかの難易度。
どうせ難しいならば、面白おかしく好き勝手にやらせてもらおうというのがもともとの発想です。

押し付け合いではなくそんな会であると、関係者もみんな少しは楽になるのではないかな。

そんなわがまま「ぶんちゃん」を笑いながら許してくれていた校長先生を偲んで。

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