北欧出身の私にとって、四季と共に生きるのは当たり前のことだ。
自然、気温、降水パターンが変化し続け、短い安定期があるだけの一年。それでも次に何が来るかは分かっている。これまで何度も経験してきたからだ。
例えば今、ここ北スウェーデンでは次に春がやって来る。4月中旬でもまだ雪が残っているのは普通のことだが、それも後退しつつあり、その下から現れる草は茶色い。
気温が二桁になるとすぐに緑に変わると分かっている。そしてその変化を実際に目の当たりにすることができるのだ。昨日の午後、私はベランダの椅子に座ってワインを一本飲んだ。夕方家に入る頃には、草が部分的に緑になっているのを目にした。
これが4月中旬の風景だ。
3月中旬の写真を見ると、その違いが分かるだろう。
5月中旬には、緑が突然爆発し、湖の氷は一晩で消え、日中の気温が安定して二桁になるだろう。
そして5月末には、いたるところにタンポポが現れ、日中の気温は3ヶ月間連続して20度台になるだろう。
9月か10月になると、風景は秋の色に変わる。
11月には雪が降り、それが4月まで続くだろう。
こんなふうに生活していると、多様な衣服や靴が必要だ。誰もが持っている。年の特定の時期にしか着ないジャケットや靴、夏のためのTシャツや水着、そして雪靴やパーカ、その他のあらゆるものだ。
家は季節ごとの温度差に対応するために技術的に設備されており、何の不便もない。私の飼っている室内猫は、一年を通じて外の気温がマイナス30度からプラス30度まで変わることなど知らない。彼らにとって、家の中はいつも23度だからだ。
冬の始まりと終わりに必ずやらなければならないことは、車のタイヤを交換することだけだ。氷や雪の上を走るには冬用タイヤが必要で、我々はアイス用のスタッドレスタイヤを使う。
全体として、この季節の変化は非常に気に入っている。異なる植物が咲き、鳥たちの歌が変わることで、特有の匂いや音が伴うのだ。
人々も季節に応じて食べたり飲んだりするものが変わることがある。それは、ある果物やキノコが一年の特定の時期にしか手に入らないことと関係がある。これらは私の庭から9月に採れるもので、一年に一度だけだ。
森では、これらのキノコがたくさん取れる。
ある食べ物は夏にもっと食べることが多い。バーベキューの季節で、人々は外でグリルを使って調理することがよくある。アイスクリームもそうだ。冬にはあまり食べないが、夏になるとぴったりに感じる。
そして、季節ごとの照明の話もある。冬は暗いので、窓を飾って通りを明るくし、小さなランプをつけるのだ。