この質問は少しフェイクニュースのように感じますが、それでも答えます。私の専門分野に関連しており、この種の挑発を無視することはできません。

これは不幸にも、無謀な考えです。

しかし、残念ながら、少なくともホッキョクグマに関しては、すでに誰かが考えたことがあります。

最初から説明します。ペンギンは飛べない鳥であり、彼らの環境には自然の陸上捕食者がいません。そのため、彼らは陸上では安全だと感じており、南極では何も脅かすものがありません。しかし、北極では事情が異なります。

ペンギンが北極に現れると、ホッキョクギツネやホッキョクグマは大喜びするでしょう。これらの動物は空腹のときには何でも食べます。死んだトナカイ、新しく捕まえたアザラシ、私のベーコン缶詰、テントの仲間の寝袋、飛べないペンギン、どれも彼らにとっては同じです。実際、ホッキョクグマは非常に速いのです。北極では法律で銃を携帯することが義務付けられています。銃を持たずに外に出ることはできません。

一方、ホッキョクグマが南極に移住すると、アザラシの無防備さに驚くでしょう。アザラシも陸上の捕食者を知りません。彼らに近づき、体長を測ることさえできますが、撫でるのは控えたほうがいいでしょう。それでも、アザラシは野生動物です。さらに注意しなければならないことがあります。

アザラシによっては、ヒョウアザラシと間違えやすく、それは非常に危険です。ヒョウアザラシは人間と同じくらいの大きさと敏捷さを持つ相手を狩ることができ、この「かわいい」動物に手を出すとひどい結果になります。

南極のアザラシは陸上では非常に怠惰で、大群で休んでいますが、北極では非常に臆病です。そのため、南極のアザラシはホッキョクグマの簡単な獲物となるでしょう。

また、ホッキョクグマがヒョウアザラシに出会うことは、極めて不自然であり、両者にとって危険です。

さて、「異なる環境への移植」についてですが、実際にそのような提案がありました。2002年に、ある有名な環境保護団体が、ホッキョクグマを南極に移すことで彼らを保護できるかもしれないと提案しました。

北極では氷が溶け、ホッキョクグマが死んでいます。一方、南極では気温が低く、アザラシが多く、氷も豊富です。幸いなことに、賢明で意識の高い科学者たちがこの提案を否定しました。他にもいくつかの興味深い提案がありましたが、それも同様に却下されました。

環境保護団体の名前は言えませんが、彼らは大きな予算、自前の船、良い評価、国際的な支持、そして何千人ものボランティアを持っています。誤解のないように言いますが、この提案を否定したのはその団体の内部の科学者たちでした。幸いなことに。しかし、この提案が出たこと自体には苦い後味が残りました。

ポーランド語版Quoraより