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希望のための経済学――コロナを乗り越える勇気を手にするために――

Though in every age everybody knows that up to his own time progressive improvement has been taking place, nobody seems to reckon on any improvement during the next generation.

On what principle is it that, when we see nothing but improvement behind us, we are to expect nothing but deterioration before us?[math]^{1}[/math]


たとえ何歳であろうと、私たちは、自分の生きてきた人生においては進歩が次々となされてきたのをよく知っているのに、その人たちでさえ、次の世代にはいかなる進歩も生じないと考えているかのようです。(中略)

私たちが来し方を振り返るとき目に映るのは進歩だけだというのに、行く末に目を転じると凋落しか予測できないとは、いかなる原理がそうさせるのでしょうか?

トーマス・B・マコーリ(1830年)       (投稿者訳)


Ⅰ. 賭け

さて、皆さま、この本をご存じでしょうか?

ええ、賭けが行われていたんです経済学、とくに経済発展と資源枯渇についてです。

賭けをやっていたのは、ポール・エーリッヒジュリアン・サイモンの二人です。

エーリッヒは生物学者で、人口爆発や資源の枯渇に早くから警鐘を鳴らしており、一方でサイモンは経済学者で人口統計学に秀でていた人物です。

彼らが"賭け"に挑むことになったのは、世界人口の増加と資源枯渇をめぐる意見対立からでした


というのも、エーリッヒはThe Population Bomb を書いて

  • 人口爆発と
  • それが引き起こす資源の枯渇

について強く警告していたのです。

それに対して、サイモンThe Ultimate Resource を発表して

  • 人口は急増しているが爆発などではない
  • 資源は今後も開発が進みどんどん安価になる
  • 枯渇しかければ有能な人材が新しい技術や代替品を生み出すのだから、資源枯渇など起こらない
  • 人口の増加はそうした有能な人材やそれをサポートする人びとを増やす

と主張しました。

ご覧のとおり、両者の意見は真っ向から対立していました。それで賭けが行われたのです。「どちらが正しいか」についてです。時代が進めば、賭けの勝者はおのずと明らかになるので。


時代はサイモンに大きく不利でした

というのも、ローマクラブ『成長の限界』(1972年)が

「人口増加や環境汚染などの現在の傾向が続けば、100年以内に地球上の成長は限界に達する

と書いて、ベストセラーになりましたし、さらに1980年には

「大統領閣下、残念ながら、西暦2000年の地球は悲惨なものになるとご報告せねばなりません」

で始まる、アメリカ合衆国政府特別調査報告『西暦2000年の地球』も大きな影響力を持っていた時代でしたので。

私もかつて両書とも読んで、今後の未来に大いに不安を感じた覚えがあります。


Ⅱ. 楽観主義の勝利

さて、賭けの結果はどうなったでしょう?

それは上記のThe Bet の第4章をご覧になれば明らかです。第4章のタイトルにはこうあるのです。

楽観主義、大勝利を収める」と。


経済学者で人口統計学者でもあったジュリアン・サイモンは、悲観論に対してつねに異義を唱え豊かな未来について、驚異的といっていいほど正確な予測を行ってきました

悲観派の想定とは違い、実際に生じたのは、サイモンの主張どおり、

  • 資源は枯渇どころか新たにかつ大規模に発見され続け
  • 枯渇しそうになると、有能な人びとがより性能のいい代替品を発明して、それを大きく補うというサイクル

でした[math]^{2}[/math]

若干の事例をあげておきます。

メッキや合金に大いに利用されたは、はるかに豊富で安価なアルミニウムに代替されていきました。

硬さゆえに調理器具や切削用工具などに大いに用いられていたタングステンも、セラミックの開発によってずいぶん使われなくなりました

ニッケルは新しい鉱脈の発見により、クロムは新しい精錬技術の発展により、価格が大きく下がりました。

しかしなかでも、このサイクルの最良の例はでしょう。

銅はかつては、その多くが鎧を作るために利用される大変高価な金属でした。

しかし、やがて銅の有用な性質が分かると、銅は通電に通信にと大々的に使用され、銅の需要が大きく膨らみました。銅は世界中で新鉱脈の発見が進み、大いに発掘されて、さらに使用されていくようになったのです。

しかしながら、銅の需要の急拡大に直面して、銅の採掘が困難に突き当たり、だんだんその採掘と精錬とがコスト高になっていくと、世界の銅の価格が上昇していきます。しかも銅は重いので、大量に使うとその重さと発熱がいろいろ不便をきたします。

「それでは、なぜ今 ネットが使えているのか?」とお考えになる方もおられるでしょう。ごもっともなご疑問です。すばらしい。

そのお答えは、銅の価格高騰に対応して、新素材が模索されてイノベーションが起こり、安価かつ軽量で高性能なグラスファイバーが開発されたためです。

こうした

  • 価格メカニズムと
  • それがトリガーとなって発動するイノベーションや創意工夫が
  • 人口増加とともにますます活発化し、
  • 成長の限界も天然資源の限界も突破

してきたのが、今日のわれわれが享受している世界です

サイモンは、人類の繁栄の源󠄁は、土地でも、尽きるかも知れない天然資源でもなく、人材であると述べています。

書名にある Ultimate Resource(究極の資源)とはのことで、

  • 人口が増えれば、創造力のある人材たちや、それをサポートする人びとも生まれ
  • そうした究極の資源たちがイノベーションを創発し、それを多くの人びとがサポートし
  • こうした営為の積み重ねが、成長の限界や天然資源の限界を突破する鍵になる

と、サイモンは説いているのです。

そして、彼の予想はほぼすべて当たってきました。おそろしいほどの的中率です。

「楽観に過ぎる」とお考えでしょうか?

でも、その楽観が実現してきたのが現在の世界なのです。以下の図をご覧下さい[math]^{3}[/math]

水色で描かれた一人あたりGDPの伸びは、人口(オレンジ)はもちろん、ほぼすべての天然資源の価格上昇を上回りました

これが意味するのは、図内のグリーンで囲まれた資源が、すべて以前よりも安価に人びとが利用できるようになったということです。例外は、カルテルによる価格操作が行われてきた原油と、価値保存手段と電子部品とに大いに利用されるようになった金および銀だけです。

この図が明確に示唆するように、悲観論よりは経済学者の楽観論の方が――経済学者が限界を突破するメカニズムを知るがゆえに――正確に長期的な未来を予想するのに適しているのですね。


Ⅲ. 長期的視点から眺めたコロナ禍のダメージ

さて、われわれは今、やむなく分断され、国内外から日々発信される大量な情報に曝されて、不安をかき立てられています。

「昨日は」「今日は」「明日は」とその情報に振り回されて、冷静さを欠いている側面があるであろうことに、お気づきの方も多いでしょう。

しかし、長期的には楽観論が勝利したように、私は、現在のコロナ禍の相対的なダメージについて長期的視点から眺めて検討しておくことがきわめて重要だと考えます。短期的な危機情報が膨れあがった状況では冷静な判断ができないと考えるためです。

パンデミックに関する超長期的データが利用可能な国や地域は多くはないのですが、ニューヨーク市に関するデータが得られましたので[math]^{3}[/math]、それにもとづいて作成した以下のグラフをご覧にいれます。

このグラフは、1800年代初頭から2020年までの約200年間に及ぶ、ニューヨーク市における人口1000人あたりの死者数を長期時系列でグラフ化したものです。青い線が人口1000人あたりの死者数(左目盛り)、赤い線がその死亡率の変動率(右目盛り)[math]^{5}[/math]です。

このグラフから判明する事実は以下のとおりです。

  1. 多くの人びとが集まるニューヨークは、短期的かつ周期的に何らかの疾病のパンデミックに襲われそのたびに死者が急増しました
  2. しかし、青い線の動きが端的に示唆しているように、それでもなお、死者数は長期的に見れば大きく減少しました。
  3. とくに20世紀にはいってからの減少は著しく直近40年ではその減少はさらにめざましいものがあります。
  4. そして、その結果として、赤い線の動きが示唆しているように、死亡率は時代が進むにつれて跳ね上がらなくなり、現代に近づくにつれてその上昇はきわめて低く、現状ではほぼゼロ水準近傍にあります
  5. また、疾病の流行期間は、最大でも3年で、近年では2年程度に短縮しています。
  6. これは人びとが獲得してきた豊かさが、医療や制度を、時代とともに大きく進歩させたことによって、人類が手にした大いなる成果であるといえます[math]^{6}[/math]
  7. それゆえ、この青い線の大幅な低下を見て「人類に明日はない」と考える理由は何一つありません

こうして長期的に眺めると、現在のコロナ禍の状況を、相対的かつ冷静に判断ができるのでは思います。

不謹慎の誹りを受けかねませんけれど、こうした視点からの検討と判断は重要であると思いますので、ご批判は承知の上で、あえて大胆に申し上げれば、

現今のコロナの被害は、

  • 歴史的に見れば相対的には大きなものではなく
  • すでに多くの指摘があるように 、まずスペイン風邪ほど大きなものにはならず
  • SARSやいまだ記憶に新しい新型インフルの被害よりも小さく
  • さらに1950年代~70年代に発生したアジア風邪や香港風邪などに比しても大きなものではない

と言えます。

しかしながら、世は世界をあげて危機を説きます。これでは、まるでパンデミックではなく、パンメディアミックです。

私自身は、たとえば香港風邪をはじめとするパンデミックのときの騒動を経験しておりますが、

世界中がこれほど悲観一色には染まったことはなかった

ことははっきり断言できます。それゆえ、この危機感一色の現在の世情には違和感を禁じ得ません。


Ⅳ. 今後のコロナ禍の推移と経済の推移――長期的展望からの予測――

では、この新型コロナによる人的被害は今後どのように推移し、それが世界の幸福にどのように影響するのかを見ておきましょう。

以下の3つの図においては、コロナによる死亡率の今後10年間の推移を――詳細はあまりにテクニカルになるので省略しますが――かなり大きめに(具体的には香港風邪クラスの影響が出ると仮定して)推計したものを記してあります(青の実線)。薄く水色で塗られている部分は、この範囲にかなりの確率で数値がおさまることを意味しています。

さらに、それぞれの図には、COMPACTモデル[math]^{7}[/math]などをかなり大胆に用いて求めた、

  • 2020年から2030年までの一人あたりGDPの推移予測(オレンジ)
  • 人口の推移予測(綠)
  • 世界全体のGDPの推移予測(赤)

を書き加えました。

両推計とも大雑把で暫定的な推計にならざるをえませんが、それでも全体の傾向を見るには十分であると考えます。


これらのグラフが語る事実は、シンプルで力強いものです。

つまり、過去200年間、人類は定期的に大規模な疾病に曝されましたが、

  • いずれのパンデミックのダメージを受けても、一人あたりGDP・人口・世界全体のGDPは――一時的なショックを受けることはあっても――増加の歩みを止めませんでしたし
  • そして、2030年に至っても、こうした世界の幸福の増加傾向は途切れることなく続いていくことも確実

なのです。

一方、過去200年で世界の経済成長の最も大きな減速は、1918年に世界的大感染を引き起こしたスペイン風邪でした。この時は第一次大戦中でもあったため、スペイン風邪と大規模戦争のダブルパンチで、グラフに見られるように、世界経済は躓いています。

最新の研究によれば[math]^{8}[/math]1918年から1920年における世界の豊かさ(一人あたりGDP)に与えたスペイン風邪のダメージは-6.0%に第一次大戦のそれは-8.1%になり、この影響で世界経済は一時的に-8.4%も縮小しました。

スペイン風邪のパンデミックは、世界規模での疫病蔓延における最悪のシナリオの一つです[math]^{9}[/math]

しかしながら、疫学の進歩、医療の発展,そして現在行われている被害の緩和策などを考慮すれば、現時点においては、新型コロナのダメージが、いかなる面でもスペイン風邪のパンデミックのそれに比肩することはありません[math]^{8}[/math]。しかも今は大規模な戦争が戦われてもいませんので、かつての第一次大戦がもたらしたダメージを現在は考慮する必要がありません。

世界経済の成長見通しについて、管見のかぎり、悲愴な予想が多いようです。

しかし、スペイン風邪と現在の新型コロナを真摯に比較すると、

  • 新型コロナによる世界経済全体の一時的な失速は、最大でも-4.0%程度にとどまる

でしょう。

そして、グラフの形状から明らかなように、かつてのペイン風邪のダメージも数年を待たずしてもとの順調な成長に復したように、

  • それより軽微な新型コロナのダメージからの回復はもっと短期間に達成される

ことになります。

しかも、今後10年も、これまでの200年間の傾向が変わると考える理由は見当たりません

新型コロナウィルスはときに重篤な症状をもたらすものであることは明らかです。しかし、それ以前にも、もっと重篤な症状を引き起こすウィスルや病原菌がパンデミックを引き起こしました

しかしながら、そうではあっても、人類はそれらを克服し、世界をよりよい方向に向かわせてきたのです。

青い線が下降を続け、オレンジ・緑・赤の線が上昇を続けていっている、その事実が何よりもそれを雄弁に物語っているのです。


Ⅴ. 一時的なショックはなぜ乗り越えられていくのか?

マット・リドレーは、彼の著作The Rational Optimist のなかで、人類の10万年の歴史を振り返って、こう結論しています

人類全体としてみれば、現代は多くの面で確実に改善されてきている。これほど良い時代はかつてなかった

そしてリドレーは、人類の進歩の原動力は何かについて考察しています。

彼の解答を端的に象徴しているのが、この図でしょう[math]^{10}[/math]

左は人が手に入れた固い石を自ら加工した石器。右は、世界中の場所から世界中の人びとが集めた多くの材料を、世界中の人びとが蓄積し、交換し、発展させ、専門化させてきた知識と技術を駆使して作り上げたマウスです。

形は似ていても、マウスの背後には、膨大な人類の経済活動やイノベーション、技術共有、広範な物流と販売などが豊かに蓄積されています

この石器(握斧)は100万年以上にわたって大きく変化しなかったのだそうです。しかしマウスはどうでしょう? マウスが普及してまだ30年ほどですが、その機能は驚異的に向上しました。

こうした身近な例を採っても、近現代の人類の営為の積み重ねが、大きな進歩と改善をもたらしてきたことは明らかです

リドレーはこうした例をいくつも検証し、未来について「悲観的な未来予測は完全に外れた」と一刀両断にしています。そして、人類の未来について、リドレーはこのように要約しています。

  • 過去の単なる拡大版として未来を予測するから悲観的になる
  • 知識は無尽蔵で、アイデア・発見・発明・イノベーションが枯れ果てることは、そもそもあり得ない。過去もそうであったし、未来も当然そうである
  • 次の時代には、過去の問題を大きく解決するブレークスルーがつねに起こってきた
  • 今までに営々と積み重ねてきた人類の営為が続くかぎり、合理的に判断して、人類にとっての未来は楽観主義で考えるのが正しい

マット・リドレーの結論は、くしくもジュリアン・サイモンの結論とまったく同じです。

人類の未来については楽観主義が正しい

という点においてです。


Ⅵ. 結論

以上の検討から言えることは、

「コロナ以後に希望を持つ」ということは、突き詰めれば「人類の営々と積み上げてきた叡智を信じる」ということと本質的に同じもの

であるということです。

そして、私は人類の叡智の蓄積に大きな信頼をおいておりますこの点については、現代を生きる皆さまの多くも賛同いただけるのではと思います。事実、当初は数年は掛かるといわれていたワクチンは、数ヶ月で製造・認可されて、現在は接種がはじまっています。

したがって、

  • 長期的にはつねに楽観主義が勝利してきたことをベースに据え
  • その上で上記のグラフで示しされた傾向をもとに判断すると
  • 現在の世界的なコロナ禍も、過去の災禍と同様に乗りきることは自明である

と考えます。

われわれの生きている現在が人類の叡智の上に建っている以上、そう考えない理由などまったくないためです。

ジュリアン・サイモンがそうであったように、さらにマット・リドレーがそうであるように、私は合理的な楽観主義者なのです

長文におつきあいくださいまして、ありがとうございました。


※ 公的あるいは私的に、多くの方から同種のご質問への回答リクエストをいただきました。ありがとうございます。大変遅くなりまして申し訳ありません。私からの回答をここにまとめて投稿させていただきます。

ご参考になれば幸甚に存じます。


【註記】

[math]^{1}[/math] Thomas Babington Macaulay, "Southey's Colloquies on Society (1830)," Critical and Historical Essays Contributed to the Edinburgh Review, 5th ed. in 3 vols., Vol.1, 1848.

[math]^{2}[/math] 多く自然科学者が予想を外した最大の理由は、彼らに経済学的思考が希薄であったためです。

資源価格が上昇すれば、その開発が大きく進み、その資源の価格は大いに低下して、さまざまな分野にその資源が利用されていきます。

しかしながら、その結果、その資源の価格が使用を躊躇するほどの価格にまで上昇すると、それがイノベーションを生み出すトリガーとなり、別の資源の使用が模索され、あるいは新素材が開発されるようになるのです。実際、こうしたプロセスは至るところで観察できます。

[math]^{3}[/math] この図は Marian L. Tupy, "Julian Simon Was Right: A Half-Century of Population Growth, Increasing Prosperity, and Falling Commodity Prices," Economic Development Bulletin, CATO Institute, No.29, 2018 に掲載されている図に、分かりやすいように投稿者が加工を施したものです。

[math]^{4}[/math] ニューヨーク市のデータに関しては、New York City Department of Health and Mental Hygiene, Summary of Vital Statistics 2017: The City of New York, 2016 に依拠しました。また直近年のデータに関しても、同組織のBureau of Vital Statisticsと、NIHのデータに依拠しました。

さらに、アメリカにおける疾病については、Dora L. Costa, "Health and the Economy in the United States from 1750 to the Present," Journal of Economic Literature, Vol. 53, No. 3, pp. 503-570, 2015 も参照しました。

[math]^{5}[/math] この変動率はおおまかな傾向を見るための代替的な数値です。赤の数値は、青の数値の7カ年移動平均値と当該年の数値の差分です。

[math]^{6}[/math] ニューヨーク市におきたパンデミックの数値だけで世界を語ることに問題があるだろうことは明らかです。しかしながら、今までの歴史の中で大都市だけがクリーンで、大都市以外では疾病が猖獗をきわめていたことはありませんでした。事態はむしろ逆で、人びとの集まる大都市の方が疾病のダメージは大きかったのです。そのことを想起すれば、こうした検討方法は十分有効であると考えます。

[math]^{7}[/math] Marcus Richard Keogh-Brown, Richard D. Smith, John W. Edmunds, and Philippe Beutels, "The Macroeconomic Impact of Pandemic Influenza: Estimates from Models of the United Kingdom, France, Belgium, and the Netherlands," The European Journal of Health Economics, Vol.11, No.6, pp.543-554, 2010 ほかを参照しました。

[math]^{8}[/math] Robert J. Barro, José F. Ursúa, and Joanna Weng, "The Coronavirus and the Great Influenza Pandemic: Lessons from the “Spanish Flu” for the Coronavirus’s Potential Effects on Mortality and Economic Activity," NBER Working Paper , No.26866, 2020.

[math]^{9}[/math] Robert J. Barro, and José F. Ursúa, "Macroeconomic Crises since 1870," Brookings Papers on Economic Activity, pp.255–350, 2008, and Robert J. Barro, and José F. Ursúa, "Macroeconomic Crises since 1870," NBER Working Paper , No.13940, 2008.

[math]^{10}[/math] この握斧とマウスの図は、Matt Ridley, The Rational Optimist: How Prosperity Evolves, Fourth Estate Ltd, p.7, 2011の顰みに倣い、投稿者が作成しました。

脚注

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