東京世田谷区に住んでいる (2000–現在) · 更新日時:3年前
ひろゆき氏は確かに論破の天才ですが、議論については話し合いのフィールドにすら立っていません。
なぜ彼があんなにも論破で強いのか、それはシンプルに彼が「自分の主張を持っていないから」です。
ひろゆき氏が論破の天才と呼ばれるのは、主にテレビの討論番組で、テレビでよく見るコメンテーターを愉快に思えるほどズバズバ黙らせていっている光景を見てのことだと思います。
討論番組でのひろゆき氏の立ち回りをみると、テレビの制作上はじめに自分の主張を表明し合うことはありますが、討論開始以降、彼は(喋りたがりの)コメンテーターにいろんな角度で質問をしまくり、自分の主張をほとんど言いません。
コメンテーターは自分の主張をはっきり持っており、テレビで喋りたがるのでひろゆき氏の質問に自信満々に、積極的に、バンバン答えます。
ですが、これはひろゆき氏にとっては「しめしめ」といった感じです。自分の主張は一切言っていないので、まず自分が負けることはありえません。そして、相手がいろいろな主張をすればするほど論理のほころびが見えくるため、そこを突けばひろゆき氏の勝ちです。
仮に相手の主張に矛盾がなくても「それって根拠があるんですか?」「あなたの主観ですよね?」といえば相手は時間内に答えることはできません。
その時点でテレビ的トレ高は十分なので次の議題に移ってしまいます。
こういう意味で、ひろゆき氏は天才的論破のコメンテーターではなく天才的論破のエンターテイナーでしょう。
補足
上で言ったのは、あくまでテレビの討論番組においてのひろゆき氏であって、自身のファンが多いネット番組やネット対談ではしっかり自身の主張をなさっており、斬新な切り口のもあると思います。
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