リクエストにビジネスコンサルタントの立場でお答えします。
簡単です。シンプルです。
まず最初の1年分、稼ぎがなくても良いだけのお金を用意して、ひたすら調査してください。何を調査するかというと、ほかのだれもやっていないものです。
いわゆるブルーオーシャンの分野を探すのです。
これはさほど難しくありません。すぐに思いつきます。
思いつかないのなら、情報アンテナが低すぎます。とりあえず書店に並んでいる売れている本を100冊買ってきて、「重要な部分だけ」片っ端から読んで、メモ書きしてください。
新規ビジネスなら、たとえば、落合陽一氏に代表される時代を読むのに長けている人の本を読んでインスピレーションを受けてください。
そして、ビジネスのネタを100、リストアップしてください。
リストアップしたら、その一つ一つに代表される人に会いに行ってください。
ひとつのビジネスに最低で100人会ってください。
これで1万人の人に会うことになります。
自分がビジネスを起こしたとき、必要になるのはリソース、つまり、ヒト、モノ、カネ、です。
その中で一番大切なのは、ヒトです。
1万人のなかで、1%の人を味方につけましょう、あなたのファンにしましょう。
これで100人の貴方のファンができました。
その中から10人を選んでください。
それがあなたブレーンになります。大切にお付き合いしてください。
「その一つ一つに代表される人に会いに行く」のは難しくありません。
どれだけ貴方がその方のビジネスに興味を持っているか、そのエッセンスを知りたいか、そして自分のビジネスのコンセプトは何か、この3つを切々と語るレターを作って、送り、頃合いを見て電話します。
会ってくれないというのなら、あなたのレターの品質が、あなたが「お金持ち」と思っている金額に見合った内容ではないことの現れです。先方様は、そのことを教えてくれる貴重な存在ですから、断られたら、その理由を丁寧に聞いて、次のチャンスがあるかを尋ね、ないのなら丁重にお礼を述べます。そのうえで、あなたのレターの更なる推敲を続けます。
そんなことできない!というのなら、あなたではない、ほかの人がやります。
5年でお金持ちになる、そう決めたのですから、できないことは何もないはずです。
「できない理由を探さない」
これが最短で求めるゴールに辿り着く、シンプルで、簡単な、個人でできる「戦略」です。
最初の1年を調査に当てたら、2年目は起業しましょう。2年目はお金がありませんから、何かの仕事をしながらの起業なので、すさまじく忙しくなります。
この2年目で、ヒトとモノを獲得しましょう。
私はモノづくりの人間なので、モノづくりで具体策を示すとすれば、試作品、つまりサンプルを作ります。それを売れそうなところに次々に送ります。レターをつけて送りますが、絶対にあなたの利益を語ってはいけません。そこがポイントです。
相手さまと自分、お互いにWin&Winになるように、あるいは損して得取れでもよいでしょう。先行投資としてこれを1年間やり続けます。
試作品とレターを送ったところから「会ってもいいよ」と返事を頂けるところが幾つか見つかっているはずです。そこと情報密にコンタクトを取り、その分野でのビジネスセンスを磨きます。つまり相手のノウハウを勉強するわけです。
3年目に入れば、ビジネスノウハウも、モノづくりのやり方も熟知しているでしょう。あとは自分の売りたいものを作ってくれるパートナー、と協力して生産を拡大しましょう。マーケティングも大切です。人的リソースの活用です。
4年目に入れば、相当の生産量になっているでしょう。しかし損益分岐点はまだ先です。品目のバリエーションを考えて準備しましょう。そして試作品を作ってレターと共にばらまきましょう。2年目と同じです。
5年目に入れば、品目も増えて売り上げは指数的に増えているでしょう。そろそろ、初期の品目が損益分岐点を超えて純利益を毎日積み上げてくれる時期に入ります。
5年目の終わり、決算書を見て、来年の確定申告で驚くような税金を払うことに気づくでしょう。
最後にもう一度言います。
「できない理由を探さない」
あなたの成功を、つかみ取ってください。
追記:続編をQuoraで回答しました。