簡単です。
しかしこれは相手を言葉で「試す」ことにもなります。
お教えしますが、以下は、親しい間柄では使わないようにお願いします。
まず会話のスタートです。やり方はこうです。
様々な領域に話を振りましょう。聞き出したいホンネの領域に少しずつ近づきます。
(ほふく前進)
関心領域に会話が進んだら、相手の一挙手一投足に興味を示しましょう。あなたが興味を示していることを見せるのです。そしてこのように続けていきます。
- 会話の中にほころびを見つける
- そこに興味を示して、ほころびの中に入り込む
- ほころびの大元を会話でさぐる
- ほころびの元を見つけたら、そこに「なぜ」と問いかける
具体的にどうやるかというと、
1.で「おやっ」と思ったことに
「ほほぉ、それは面白いですね(褒める)、もう少し説明していただけますか?」
2.で質問で深掘りします
「それは○○〇ということですか?」
さらに3.で質問でほころびの大元を見つけたら、
4.でズバリ、核心部に切り込みます。
「なぜ○○○となるのですか?」
こうやってやり方のステップが分かってしまえば、どこでも誰にでも使えます。
【コツ】
- 笑顔を絶やさず相手の目を見て話す
- 会話は質問に次ぐ質問で進める
- 相手の質問には質問で答える
ほころびは話の辻褄が合わないこと、しかしそれを言わないとアイデンティティが保てない「弱点」が会話に表出します。深層心理から浮かびあって出てくる言葉ですから、相手はあたふたします。
あたふたしたところからが本当のスタートです。意表を突くのです。そこまでは会話のイニシアティブは相手に委ねますが、ここからはあなたがイニシアティブを握る、そして、ここでの会話の出口、つまり相手が自分自身でホンネを吐露するお手伝いをするのです。
正に心理戦です。最初は難しいですが、慣れれば誰でもできます。
コンサルには会話から相手の真意を引き出し、時に本人も気付いていない部分に光を当てて気付きを与えるという役割があります。その時の基本ルールは、
- 「質問で会話を進める」
- 「相手の言うことに理解の姿勢を示し続ける」
- 「質問には質問で答える」
この3つのゴールデンルールで相手の心の中は丸見えになります。
あまりに効果てきめんで、会話で心の服を一枚ずつ脱がせるようなものですから、相手が会話の最後に丸裸になってしまいます。故に相手とあなたとの関係性には注意が必要です。劇薬ですので用法にご注意ください。