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相手を理解しがたい、こういうケースは日常的に頻繁に発生します。顕著な例は男女の会話の行き違いです。心当たり、ありますよね誰にでも。これを例にして「何が違う?」をご説明しましょう。

傾聴というと、災害被災地支援で被災者と向き合うとか、仕事の職場関係を改善するために上司や同僚が聴くというケースを直ぐに思いつきます。

いやいや、身近なところに傾聴スキルは必要なのです。これが出来ると結婚夫婦やマンネリカップルの仲は劇的に改善します。オトコとオンナは人間としてのくくりは同じですが、全く違う生き物なので、だから補完し合えるという特徴があります。この特性を理解して会話すれば、男性の傾聴スキルは劇的に向上します。

既に回答されているTsujiさん同様、私もコミュニケーションが苦手だったからエンジニアになったので、人と話す、聞く、聴くという行為は苦手でした。30代半ばで米国IT企業に転職して180度変わりました。モノづくりのエンジニアから、営業グループ内のエンジニアに職種を変えたので、同僚のセールスやお客様のお話を聴けない、聞き出せないと仕事にならなくなったからです。

日常的に傾聴する機会が多く、効果絶大なのは妻との会話です。

オトコは女性との会話でついつい「解決策」で返しなのですが、それはダメ。女性は聞いてほしいだけが9割なので、理解の態度を示す、「傾聴する」と言うよりは「同聴し同調する」、つまり同じ方向を向いて会話できるよう横並びに座るポジションを変えるだけで会話中の脳内イメージが激変します

傾聴が出来ることが効果を発揮し、加齢と共に少なくなりがちな夫婦の会話がどんどん弾むようになります。

女性は基本的にしゃべりたい生き物なので、しゃべりやすい雰囲気を作ってあげることが、男が出来る環境づくりの基本のき、なのです。

傾聴スキルとはこういうもので、面対するのではなく同じ方向を向く、すると聴く心も同じ方向を向き始める、スタイルを変えるだけで脳内イメージの変化を感じられるでしょう。

横並びポジションが出来ないという接客的な物理的なケースなら、心のポジションだけでも横並びにする、そう頭の中でイメージします。夕陽が落ちていく海に向かったベンチに並んで座るイメージです。

「傾聴する」と力まないで心の横並び「同聴」ポジションを試してみて、今までと「何が違う?」を実感してみてください。

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